QHY600M&CFW3L&EFマウントは光路長の余裕がなかったことと、QHY600Mにはカメラ取付用プレートにスケアリング調整機構があることから、この純正の調整機構を使うことにしていました。
この調整機構は組立時にCFW3Lとの接合面に隠されてしまうため、調整作業がやり難そうということを心配していました。確かに手間はかかりましたが、うまくう調整できましたので、そのやり方を紹介します。
スケアリング調整はレーザポインタを使って行いました。レーザを使った調整については以下の記事を参照下さい。
QHY600Mのスケアリング調整機構の説明です。この調整機構はQHY268MやショートフランジバックのQHY268Cでも同じです。
押し(赤色)&引き(水色)ネジ×2のセットが3か所あり、このネジセットを使ってプレートを押し&引きで傾き調整します。
押しネジと引きネジが隣接しているので、これら引きネジはしっかり固定して大丈夫ですが、押しネジが隣接していないマウント固定ネジについては、締めすぎるとプレートが撓むので締め加減にプレートが撓みすぎないよう且つネジがゆるまないよう配慮が必要です。
レーザポインタを点灯し、調整作業開始です。
まずはフィルタホイールを取り付けせず、カメラ単体でスケアリング調整を行いました。
フィルタホイールを取り付けすると、スケアリング調整機構が隠れてしまいますので、調整の都度、フィルターホイールを取外しする必要があります。そのため、まずラフ調整を行う意図です。
この写真ではキャップをはめていますが、調整時はキャップを外してまずカメラ素子面をレーザに垂直になるようアジャスターを調整しました。
次にマウント面に平行平面鏡を置いて、スケアリング調整を行いました。
私のカメラは当たりだったようで、押しネジを締めこみしない未調整状態でスケアリングはばっちり合っていました。
次にフィルターホイールを取り付けしてスケアリング調整を行いました。
この写真でフィルタホイールとカメラの接続方法を説明します。
カメラとの接続はカメラ取付ねじ用貫通穴×6を使います。手前にあるフィルタホイールを外さない状態で赤丸に示す4つの穴はアクセスできますが、水色丸に示す2つの穴はアクセスできません。
フィルタホイールを外すには緑丸で示す4ヶ所のネジも外す必要があり作業が大変でしたので、まずは赤丸4ヶ所のうち対角2か所だけネジで固定してスケアリング調整を進めました。
フィルタホイールを取り付けるとバランスが悪かったですが、ギリギリ自立してくれましたので助かりました。
(写真ではキャップが付いていますが、調整時にはキャップを外しています。)
カメラ単体と同様の手順で調整を進めました。
カメラ単体では無調整状態でスケアリングは合っていましたが、フィルタホイールを取り付けると、やはり調整が必要でした。
カメラとフィルタホイールの脱着を繰返して調整することができました。記憶ですが、7、8回程度脱着を繰り返したと思います。
追い込みができてきた最終段階では先ほどの説明で赤丸4ヶ所のネジのうち対角2か所止めとしていたものを4ヶ所止めにしています(対角2か所止めと4ヶ所止めでスケアリングは変わらなかったです)。
最終的にカメラとの固定は、6か所止めにしました。
QHYCCDのサイトを見ると、カメラがよほど重くなければ4ヶ所止めでOKと書かれていました。QHY600Mは重いよなと思い、せっかく穴があるので6か所止めにしました。