2014/4/4 望遠鏡 FC-100の組み立て方

4月4日、部室裏で高橋製作所 FC-100の屈折式望遠鏡を組み立てました。望遠鏡そのものはなにもこの日ではなくとも部員が部室裏で時々組み立てますが、現状組み立てられる人数が圧倒的に少ないという状態のため、学習も兼ねて勉強会として望遠鏡を組み立てました。

以下では、実際にFC-100の組み立て方を写真を織り交ぜて掲載致します。部員の方も、そうでない方も是非一度ご覧ください。また、このページは過去に天研の先輩が作ってくださった「機材の使い方 FC-100の組み立て方」をもとに作成させていただいております。

1. 組み立てる前の注意点

  • 常に念頭におくこと
  • 大切に扱う
  • しっかりと持つ
  • どんなものも地面に落とさない(傷をつけない、砂や埃などをつけない)
  • 立ち位置はよいかどうか
  • けがをしないように注意する

2. 準備

まずは組み立てに必要な道具を出しましょう。部室から持ち出す際は、階段や台車を利用しましょう。精密機器のため、慎重に取り扱ってください。

~必要なもの一覧~

  • 鏡筒 FC-100<
  • 三脚 メタル三脚
  • 赤道儀 EM-11
  • アイピースBOX1
  • 12Vバッテリー
  • FC用ウェイト

普段FC-100、メタル三脚、赤道儀は写真のように保管しています。

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アイピースBOX1及び12Vバッテリー、そしてFC用ウェイトは機材用の棚に保管しています。

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準備完了!

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3. 三脚

まず、三脚の足を最大まで伸ばし、できるだけ水平な所に設置します。

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この際、三脚の突起のある方向(写真参照、橙色の矢印)が北を向くように設置します。

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4. 赤道儀

次に、赤道儀を取り付けます。重たいため、BOXから取り出すときには怪我をしないよう、また落とさないように気をつけてください。

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三脚の突起部分にはめ込むようにして、手を離さずにそのまま三脚の下側からネジをしっかりと締めます。

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三脚もしっかりと固定されているかチェックすることも大切です。

5. ウェイトシャフト

望遠鏡にウェイトシャフトというウェイトを取り付けるための部品を取り付けます。(写真参照) ウェイトシャフトはEM-11のBOXの中に入っています。最後はウェイトシャフトのやや下の部分を握ってしっかりと固定します。

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6. ウェイト

ウェイトは重く、手から落下する可能性もあります。足などに落ちると大怪我のもととなるので、体の位置に気を配るようにしましょう。

まず、ウェイトのねじを緩めます。(ねじの位置は写真参照) この際、緩めすぎるとウェイトの内部にある金属棒の部品が落下してしまうため、緩めすぎないようにしましょう。緩める指標としては、ウェイトの穴の中に指を差し入れて出っ張りがちょうどなくなる程度です。

次に、ウェイトシャフトの先のねじをとり、EM-11の箱の上やまたは自分のポケットの中などに入れます。決して地面の上には置かないようにしましょう。(夜間は地面が暗く見えないので、地面に置いたり落としてしまったりすると大変見つけにくくなります)

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そして、ウェイトをウェイトシャフトに挿し込みます。向きは、ウェイトのねじがウェイトシャフトに近い側で下になるようにして入れます。ウェイトをウェイトシャフトの真ん中ほどまで通したら、ねじが上を向くようにして、このねじをしっかりと締めます。このねじが緩いと、バランス合わせをしている時や実際に望遠鏡を使っているときにバランスが崩れ、大きな事故に繋がりかねないので注意しましょう。最後に、最初とったウェイトシャフトの先のねじをもう一度取り付けます。

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