赤道儀への鏡筒の脱着方式として、かなり多くのシェアを持つのはアリミゾ/アリガタ方式です。おそらく、この記事を読んでいただいている方も使用しているという方が大多数ではないでしょうか?
アリミゾ/アリガタの良さは①バランス調整のしやすさ、②脱着の容易さ、③脱着システムの共通化(同じ赤道儀に違う鏡筒を乗せ換える時の容易さ)だと思います。
②と③については、だるま穴でも同等の利点が得られると思います。
だるま穴って何?って思われる方も多いかなと思いましたので、だるま穴による赤道儀への鏡筒の脱着(取付、取り外し)の様子を動画で掲載してみました。
なお、だるま穴については、だるま穴のススメでアリミゾ/アリガタとの比較を掲載しています。
赤道儀はNJP、鏡筒はMT-200です。
鏡筒バンドを鏡筒につけたまま30秒強で赤道儀へ取り付けでき、鏡筒を脱着する作業性の良さと作業スピードはアリミゾ/アリガタ同様だと思います。
だるま穴の場合は穴にボルトを通す構造のため、締め付け前であっても機械的なひっかかりがあり、落下しません。仮に運用中に締め付けがゆるむことがあっても即落下事故という状況にはなりにくい構造です。
【補足】鏡筒を赤道儀に載せた後、横にスライドさせる際に赤道儀が少し動いていますが、これは赤経クランプがフリーであったためです。クランプは固定しておいた方が作業しやすいですが、フリーであっても脱着できます。
取外しは、取付の逆手順になります。
この時も赤経クランプがフリーのままで赤緯体が若干動いていますが、鏡筒を容易に取外しできている様子がわかると思います。
冒頭に記述したアリミゾ/アリガタの利点のうち、②脱着の容易さは、だるま穴でも満たせそうと思っていただけたでしょうか?
③脱着システムの共通化については、ボルトのサイズとボルト間ピッチをそろえただるま穴プレートを鏡筒に取り付けしておくことで実現できます。
残る利点は、①バランス調整のしやすさですが…
実際、皆さん、鏡筒の取付位置を調整していますか?
多くの方は撮影システムが決まったら、いつも同じ位置に取付できるようアリガタに印を入れていませんか?
撮影システムはそう頻繁に変えることはなく、多くの方は、鏡筒の取付位置をいつも同じにしていると思います。
そうすると、だるま穴の方が同じ位置に取り付ける点ではかえって楽かも?と思いませんか?また複数バランスが必要だといってもそれは、2種類、3種類程度、そうであれば、だるま穴も複数の位置にあけておけばよいのです。