私のホームページを見ていただいた方からNS-5000の操作について教えて欲しいというメールをいただき、動作確認のためにNJPを三脚に載せてみました。
その時に、”チャリーン”って小さい金属部品が落下する音がして三脚の三角板を見てみるとM3くらいのバネワッシャが落ちていました。
あれ?どこから落ちてきた?
赤道儀は3月に遠征して以来、運搬箱から出していません。
箱から出して三脚に載せる際にワッシャが落ちてきたわけですから、三脚の上部か赤道儀から落下したとしか考えられません。ただ、三脚と赤道儀を一通り観察してみてもネジが外れたような様子は見られない。
「なかったことにしようか」というワードが頭を一瞬よぎるも、いやどこかから外れたのは間違いない。次の遠征でトラブル発生にはなりたくないと思い粘り強く観察してみます。
赤道儀を再度舐めまわして観察したあと、こんな 小さなワッシャを使っているのはモータドライブくらいかな?とモータドライブを触ってみてガタが出ていないか確認するもおかしな点が見当たりません。
赤緯側のモータギアをカバーの隙間から覗いてみると
中間ギアが浮いているように見える・・・
これで、ふと思い出しました。
このモータドライブを購入して、初期動作確認中に 赤経側モータの中間ギアが外れたことを
赤緯のギアカバーを外してみると
ビンゴ!
中間ギアが浮いています。
中間ギアを軸受けに固定しているネジが外れているのは間違いないですが、問題は「そのネジが無くなっていないか」です。
中間ギアのベースを取り外してみると
ラッキー(^^)/
ネジが隙間に留まっていてくれました。
中間ギア一式です。
ミニチュアの軸受けに中間ギアの軸を通して、抜け止めにワッシャ+バネワッシャ+ボルトで固定する形です。
100均の瞬間接着剤でねじのゆるみ止めをしつつ、元通り組み立てます。
元通り組付けました。
当面は再度ゆるみが出ないか注意しながら運用したいと思います。
それにしても今回は、ほんと、ラッキーでした。
三脚に載せる際にワッシャが落ちてきたわけですから遠征地で落ちていてもおかしくありません。また運搬箱の中で落ちていてもおかしくありません。
それがちょうど、自宅で赤道儀に載せる際に落下してくれて、それも
三角版の上に綺麗に落下してくれたおかげで気づくことができました。
そのおかげで部品が欠品することもなく元通りにすることができたというわけです。