斜鏡セルの分解・組立(MT-200)

2021/10/11掲載

タカハシのMT-200の斜鏡分解と組立方法の説明です。

fig1

取り外した斜鏡、セルから鏡を取り外すには、このねじを外します。

fig2

斜鏡の外周の黒い円筒部分を鏡の方向に(慎重に)スライドさせます。
斜鏡はこの円筒部のみで固定されていますので、これで鏡の固定がなくなります。

fig3

鏡は円筒の内壁にもサポートされていますので、円筒部を完全に外すまでは鏡が脱落することはありません。
このように鏡の外径部が見えてきたら、指で支えて、黒い円筒部を完全に外します。

fig4

円筒部が完全に外れた状態です。
これで鏡の固定は何もありませんの、両手で鏡のセルのベース部を持って鏡を取り外します。

fig5

このように分解されます。
鏡とセルベースの間には、ゴムシートがはさんであります。
斜鏡のエッジ部は欠けやすいので、当てたり、強い力をかけたりしないようにします。

fig6
fig7

組立は逆手順です。
注意点を以下に示します。

  • 鏡とゴムシートとセルベースを一緒にした状態で、黒い円筒を慎重に挿入します。
  • 挿入の際に、鏡とベース部を指の腹で揃えつつ、若干ずらしながら、円筒が入る組合せ状態を探る感じです。
    筒がスッと入るようになるまで鏡とベースの位置を探って下さい。強引に押し込んではいけません。
  • 黒い円筒部の爪2箇所を鏡に当てますが、緩すぎると鏡がガタつきます。ただ、強く押しすぎると鏡が欠ける場合があるようです。強すぎず弱すぎずという感じ円筒部を鏡に押し付けたまま、側面のねじを締めます。
    セルのセンターねじを下にした机などに当て、円筒部を下に下げる方向に軽く力をかけてねじを締めるやり方でやってます。
  • ねじを締めたあと、セルを軽く振って下さい。鏡のガタつきが感じられたら、円筒の抑えが弱すぎます。ガタつきがないことを確認したら終了です。


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