~QHY268M~
2025/11/22, 21h18m25s~ 2.23@21:18,岡山県備前市-八塔寺(UV/IR-cut:300sec×84,20sec×47)
2025/11/23, 20h45m47s~ 3.21@20:45,岡山県備前市-八塔寺(UV/IR-cut:300sec×84,20sec×60)
2026/1/18, 19h26m17s~ 29.36@19:26,岡山県備前市-八塔寺(UV/IR-cut:300sec×34,120sec×60,20sec×100)
2026/1/24, 20h51m39s~ 5.67@20:51,岡山県備前市-八塔寺(UV/IR-cut:300sec×18,120sec×60,20sec×50)
~QHY268C~
2026/1/11, 20h11m44s~ 22.39@20:11,兵庫県姫路市市-自宅前(UV/IR-cut:120sec×122)
2026/1/17, 20h10m45s~ 28.39@20:10,岡山県備前市-八塔寺(UV/IR-cut:300sec×18,120sec×60,20sec×114)
QHY268M UVIRcut:300sec×220+120sec×120+20sec×257→合計:23h45m40s
QHY268C UVIRcut:300sec×18+120sec×182+20sec×114→合計:8h12m00s
[総露出時間:31h57m40s]
HighGain, 60, 15(QHY268M, QHY268C同じ)
タカハシEM200TEMMA2M
タカハシε180ED(500mm F2.8)
QHYCCD QHY268M,バーダーOⅢ,NINA使用(素子温度:-10℃)
QHYCCD QHY268C,バーダーUVIRcut,NINA使用(素子温度:-10℃)
タカハシFC-65(ガイド鏡)+QHY5LⅡM+PHD2
岡山県備前市吉永町(八塔寺), 兵庫県姫路市(自宅)
PixInsight,PhotoShop,BlurXT,NoiseXT,StarNet2
2025年の秋は天候に恵まれず、天気&週末&新月期のタイミングがなかなか合いませんでした。この対象の撮影を開始したのは11月になってからで、撮影完了は1月末までかかりました。
対象は昨年度撮影したNGC1555とその周辺から東側(左側)につながるあたりで、明るめの星を画角の端に配置し、主役のLDN1551(暗黒星雲)を左下に置く構図にしました。
撮影中、1コマ画像ではストレッチしても星雲の痕跡はまったく見えず、仕上げを期待して淡々と撮影しました。
対象のお勉強
真っ黒の暗黒星雲と茶褐色の反射星雲の見え方の違いが生じる原因について、ChatGPTの助けを借りて調べてみました。
成分
・真っ黒部分:ダストの柱密度が高く、可視光~近赤外がほぼ吸収される
・茶褐色部分:ダストの密度が低く、可視光~近赤外は吸収+散乱+放射(赤~近赤外)されている
星雲の成分はケイ酸塩ダスト(Si、Oを中心にMg、Feなどを含む、地球の岩石ではかんらん石・輝石系の鉱物に近いもの)と炭素質ダスト(C主体でH,o,Nが混ざったものでグラファイト状)、ダストの他にはPAH(ベンゼン環が何個も連結した巨大分子)が存在し、紫外線で励起されて赤から近赤外を放射する。
ダストのサイズが0.01~0.3μmくらいで可視光~近赤外の波長に近いので光の吸収・散乱に効く(たばこの煙粒子が0.1μくらい)
密度
・星雲のうちガス成分(水素分子)が最も多く、102~103/cm3
・ダスト成分はガス成分の1/100(東京ドームに砂粒が数百個程度ある状態で、めちゃ少ない)
・PAHはさらに希薄、ただ紫外線1光子で強く励起して赤外光子を放出する
画像処理
今回、画像処理においてリニア処理工程の手順を大幅に変えています。
星の芯を出すことにこだわって、短時間露光(今回は20sec、ただ5secくらいの方が適切だったと思います)を加えています。
従来は露光時間毎にスタックした後、コマ数で乗算し、それらを加算するという手順でした。露光時間(コマ数含む)の違いを反映した処理です。
今回は、露光時間毎にスタックした後、SNRの重みづけで、正規化はAdditive(背景の明るさだけ合わせる)の設定で加算平均にてスタックしました。これにより露光時間の違いから生じるSN比を尺度にして重みづけして加算平均するため、従来よりSN比が適正に稼げることと、正規化がより適切に働く処理になっています。
今回、詳細は書きませんが、他にもSN比をできるだけ上げつつ星の芯を残す工夫をしています。
前回の遠征は5月、約半年ぶりの遠征で”忘れモノ”しそうと思いつつ出発しました。
予感通り”忘れモノ”あり
ガイド鏡についていた接眼アダプタがアメリカンではなくツァイスでした。7月頃に月を観望した時にツァイスに変えたままでした。
しかし星友のAさんがアメリカンサイズの接眼アダプタをお持ちでしたので、借りる事ができ無事オートガイドができました。
感謝・感謝です。
撮影中の交流&おやつタイムです。
この日、初投入した電源の新システム、LiFeSO4バッテリー(12.8V,100Ah)です。一晩撮影しても、まだ半分以上残ってました。
この日はボッチ撮影(たぶん)でした。夜半から雲が流れてくる予報でしたが、朝まで快晴という幸運に恵まれました。
新電源システムを充電なしで二日目使用し、ギリ完走できました。
11月の遠征から2か月ぶりの八塔寺になりました。季節外れの激しい黄砂に襲われた翌日で、まだ黄砂が残る眠い空でした。
この日も賑やかで50cmのドブソニアンが来られていて、撮影中にたくさんの天体観望を楽しませていただきました。この投稿は木星を観望した時のスマホコリメート撮影です。是非、音声をONにしてお楽しみ下さい。
翌日お休みをもらっていたので、連荘撮影に出かけました。
同じ同好会の星友も来られていて、ボッチ回避できました。
今回の対象の最終撮影になりました。
最初は安定した空でしたが明け方に強風に襲われました。