2023/1/29 C/2022 E3(ZTF彗星)〜その1

きりん座/彗星

C/2022 E3-2023/1/29
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写真データ

撮影日,撮影時間,月齢,撮影地: 2023/1/29, 1:33:54〜, 6.82@1:33,八塔寺
露出時間: UVIR:120sec×4コマ【彗星】
UVIR:120sec×30コマ【恒星】
[総露出時間:1h00m00s](撮影時刻は1:47:04,1:49:09,1:51:13,1:53:18)
ISO感度: 1250
機材: タカハシEM200T2M
タカハシε180ED(500mm F2.8)
Canon EOS 6D(HKC),バーダーUV/IR-cut,BYE使用(素子温度:-6〜0℃)
タカハシFC-65(ガイド鏡)+QHY5LⅡM+PHD2
撮影地: 岡山県備前市吉永町(八塔寺)
その他: PixInsight,PhotoShop,FlatAidePro,NoiseXT
コメント:

彗星は1/22頃より周極星になり、この日はこぐま座からきりん座へ入ったところでした。
動きがとても速くなって、画像処理が大変でした。 イオンテイルは真っ直ぐで1/22とはかなり見た目が変わりました。
この日、ε-180EDはZTF彗星のみを撮影し、0h57m04s〜5h27m49sまで撮影しましたが、あまり変化がないので、全部は使っていません。
1h47m55s〜120sec×4(上の写真)と、2h29m23s〜120sec×29の2つを仕上げて力尽きました。

2/2に近地点を控えた彗星は、とても動きが速く、テイルも刻々と変化していましたので、この写真ではテイルの構造を表現するため、彗星のデータは120秒×4コマ(合計8分)に絞ってスタックしました。
この処理により、テイルのガスに見られる濃淡のある構造を表現することができたと思います。
一方、恒星および背景については120秒×30コマのデータを使ってノイズをおさえました。

また同日撮影のデータを用いて、別のテイストでも仕上げてみました→ 2023/1/29 C/2022 E3(ZTF彗星)〜その2

彗星のタイムラプス動画

撮影時の記録

今回、30年ぶりの積雪の中での天体観測になりました。
当日の様子は、天文趣味のつぶやき「 雪の中での天体観測〜2023年1月28日〜29日のZTF彗星(C/2022 E3)〜 」にまとめてあります。


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