LiFePO4バッテリー防炎&持ち運びバッグ+断熱

2025/12/22製作
2026/1/10掲載


鉛バッテリーからLiFePO4バッテリーへの移行を行いました。ただ、心配なのはバッテリーの発火です。LiFePO4はリチウムイオン電池の中では安全性が高いですが火災の危険性はゼロではありません。火災で自宅消失という最悪の事態も想定してできるだけ手を尽くしておきたいという気持ちで、この記事に掲載しているバッグを製作しました。

このバッグのコンセプトは以下の通りです。

防炎バッグ

fig1

ちょうど良いサイズ、手ごろなお値段の防炎バッグを探すのに苦労しました。
使用するバッテリーはLiTimeの12V100Ah Bluetooth対応のXtraMiniで、サイズはW229D138H208(重量9kg)です。 このサイズだとバッグの選択肢はそこそこ見つかるのですが、私はこのバッテリーの上に端子台を付けているため、H270になってしまっていて、ここがバッグ選択に苦労した点でした。端子台の高さは運用上そう気にすることはないため意識しなかったのですが、バッグ選びで苦労するのは盲点でした。

ネット検索と問合せを重ねた結果、選択したのは、こちらのバッグです。Amazonで購入しました。


fig2

バッグの質感は良く、持ち手、ショルダーベルトの作りもしっかりしていてよかったです。
バッテリーを入れて持ち上げてみましたが、底板の厚みがしっかりしていて9kgの重量のバッテリーを入れてもしっかり形を保って持ち上がりました。持ち手、ショルダーベルトの強度も問題ない感じです。


fig3

バッグの内側はこんな感じです。
防炎のためアルミが内側に貼ってあります。どの程度の防炎効果が得られるか!?、実際に役に立つのかが肝ですが、その結果を知ることがない方がいいですね。


fig4

さて、懸案のサイズです。
バッテリーを入れてみるとこんな感じ、周囲の空間は後で紹介する断熱材を入れるスペースとしてちょうどいい感じです。この写真でも高さに問題がありそうなことがわかると思います。


fig5

横から見るとこんな感じです。
購入前にAmazonの商品紹介ページでサイズ(W300D240H220)を確認していたので、高さが入らないのは認識済です。
バッテリー側の端子台込(スイッチ上端まで)の高さは約270ですので、約5cm出っ張っているわけです。

認識しつつこのバッグを選んだ理由は以下の通り。

バッグの”たわみ”に期待しました。


fig6

蓋を締めてみると…「狙い通り」でした。
真ん中付近が盛り上がりますが、ファスナーは問題なく閉じられ、周囲の防炎用のマジックテープの蓋もしまりました。


断熱材

fig7

冬季の天体観測では気温が氷点下にまで下がります。私のホームグラウンドである岡山県備前市の八塔寺ではこれまで-10℃未満という気温も何度もありました。
鉛バッテリー運用時には、バッテリーを裸で使用していて、それでも運用上電力不足を感じていませんでしたが、バッテリーの温度はできれば気温の影響を受けないようにしたいと思っていました。

今回、この防炎バッグを導入する際に、周囲に4~5cm程度の隙間があくことを認識していたので、そのスペースに断熱材を入れることを考えていました。
断熱材の材質をどうしようか?
ぱっと思いつくのは発砲スチロールでしたが、せっかく防炎バッグにしたのにその中に燃えやすい発砲スチロールを入れるのは、どうかなといろいろと考えて至った結論がこちら「防火綿毛布(セラミック毛布)」です。アマゾンで購入しました。


fig8

セラミック毛布にはアルミ箔を貼っているものもあるようですが、今回届いたものには全面セラミックの繊維がむき出しでした。触ってみると細かな繊維が脱落したので、このまま使うとバッグの中で繊維くずが散乱しそうなのがイヤだなと思いました。

そこで考えた方法がアルミテープの貼り付けです。
通常のアルミテープは重ね貼りができない(貼っても剥がれる)ことと、粘着力が弱いことを経験していたので、より粘着力が強いガラスクロス入りのアルミテープを準備しました。


fig9

採寸して切断する位置にマジックペンで印をつけました。


fig10

普通のカッターナイフで簡単に切断できました。


fig11

アルミテープを貼る位置にマジックペンで印をつけました。約5mm重ねる計算です。


fig12

印に沿って、アルミテープを貼り付けました。


fig13

アルミテープを全6面に貼り付けて、バッテリー前後用の2つの断熱材が完成しました。


fig14

2つの断熱材をバッグに入れて、残り2つの断熱材の必要寸法を計測しました。
このあたり現物合わせでの製作です。


fig15

残り2つの断熱材を切断&アルミテープ貼り付けて完成し、バッグのバッテリー周囲4面に断熱材を挿入してみました。
ぴったりサイズ、いい感じに仕上がったと思います。

使用したセラミック毛布は厚さ30mmのものです。厚さはちょうど良かったと思います。
サイズは100cm×60cmで、半分以上余りました。


製作費

製作にかかった費用は以下の通りです。

名称購入元使用数購入金額
防炎バッグAmazon1個2,570円
セラミック毛布Amazon使用:60cm×約40cm(購入は60cm×1m)2,594円
アルミクロステープAmazon使用:約7m(購入は10cm×20m)2,594円
合計7,093円

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