3分岐シガーソケット入力線のXT60化

2025/11/25製作
2025/11/25掲載


パソコン用のDC電源アダプタやPDアダプタはシガーソケットから電源を取るものが多く、シガーソケットは欠かせません。
これまで使用していた3分岐のシガーソケットへ今回、新しく準備したリチウムイオン電源システムで採用したXT60コネクタを取り付けることにしました。ただ、緊急的にワニ口クリップも使える仕様にしておきたかったので、ワニ口クリップ&XT60メス端子ケーブルも製作しました。

今回の改造前の状態

fig1

この3分岐シガーソケットは20代で車に乗り始めた頃に購入したものです。
当時のこういった製品はかなりしっかり作られていて、この製品も内部構造は大電流に耐えられるしっかりした作りでしたので、改造しながら大事に使っています。
これまでの改造内容は、入力線をシガー端子からワニ口クリップへ交換、ショート時の対策としてヒューズの取付、バッテリー電圧を容易に確認できるようスイッチでON⇔OFFできる電圧計の取付です。
今回、それらを維持しながらXT60コネクタ(オス)の取付と、入力線の容量アップ(1.75sq→2sq)を行いました。


fig2

改造後の写真です。
ヤフオクでXT60の延長ケーブル1.5m(XT60のオス端子、メス端子が両側についている2sqのケーブル)を購入しました。その延長ケーブルを切断して、片側(オス)をシガーソケットへ、もう片側(メス)をワニ口端子と接続する改造をしました。

左が3分岐のシガーソケットに1m強の入力ケーブルとXT60端子(オス)の組み合わせです。こちらはリチウムイオンバッテリーの親端子への接続を前提としており、親端子には短絡防止用のヒューズをつけているため、ヒューズ無しにしました。

右がXT60端子(メス)にヒューズを挟んでワニ口クリップを付けたケーブルです。左のXT60端子(オス)に取り付けることで、3分岐のシガーソケットをワニ口クリップ入力仕様に変更できます。こちらはバッテリーへ直に取付する可能性が高いので、ヒューズありにしました。


fig3

このようにXT60オス端子がシガーソケット側に、XT60のメス端子がワニ口クリップ側につけてあり、これらを差し込むことでシガーソケットを従来のようにワニ口クリップ入力仕様に変更できます。



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