2024/5/27導入
      2025/7/22掲載
    
    
    無印のEM-200からEM-200Temmma2Mへ赤道儀を更新した際に、以前に使っていたアイリスオーヤマのパッキン付きコンテナボックスから気密性のないコンテナボックスへ変更しました(タカハシ EM-200 Temmma2M運搬用ケース)。 この時にEM-200Temma2Mが入るサイズのパッキン付きのコンテナボックスを探しましたが見つかりませんでした。前のケースでも実用上問題を感じていなかったのですが、2023年の秋、赤道儀の極軸望遠鏡のパターンにカビが発生しているのを見つけ、ケース気密化への欲求が急速に高まり再探索に至った次第です。
      見つけました。モノタロウのニューソフィアボックス バックル式(S-03P)です。
      サイズは外寸(440×635×225H)、有効内寸は371×541×210H、耐荷重は30kg、蓋にウレタン製のパッキンが付く簡易気密タイプのコンテナボックスです。
      値段は5,938円(税込)とそれなりの価格でしたが、これ以上のカビの拡大を抑えたく、さっそく購入しました。
    
    
    前のケースとの大きさ比較、長手方向が若干短いですがほとんど同じサイズです。
    
    こちらが蓋の裏側に取り付けられたウレタンのパッキンです。ボックスとしっかり密着して、気密を保ってくれそうです。
    
    
      前のケースから干渉材を移植します。
      まず底板のクッション。短辺方向はクッションの縮み代の範囲でピッタリ、長辺方向がこのように余りました。
    
    
    
      余った長辺方向をカッターで切断し、ぴったりになりました。
    
    
    
      その他の干渉材は前のケースから取り外して移しただけで、このように赤道儀がピッタリ収まりました。
    
    
    
      ケースの中に乾燥剤(シリカゲルB)と湿度計を入れてしばらく放置してみました。
      ケース外の湿度はもっと高かったですが、ケース内はこのように安定して60%以下になりました。
    
      このケースの注意点です。
      今回、ケースを2個購入し、1個にはEM-200 Temmma2Mを、もう1個にはEM-200 Temma2Zを入れました。
      Temma2Zの方は、運用(運搬)の予定がなかったので、干渉材を入れずケース内にそのままEM-200を置いていました。そうするとケース底板がすり鉢状に変形してしまったのです。
      気づいてから干渉材を敷いて、さらにケースの蓋上から四隅に重りを載せてしばらく放置した結果、変形は許容レベル程度に戻りました。どうやら集中荷重でケース底板に負担をかけすぎるとじんわりと変形してしまうようです。
      干渉材を敷くと荷重が分散するせいか、変形は起こりませんでした。
      ご使用を考えられた方へ、ご参考に