2018/12/31導入
      2025/7/21掲載
    
    
    
      移動観測主体のジプシー族にとって避けられない作業は運搬です。運搬において大事なのはケース、特に赤道儀の運搬用ケースは皆さんいろいろ工夫をしていると思います。
      赤道儀をEM-200(無印)からEM-200 Temma2Mに更新して赤道儀が大きくなったので、前に使用していたケースに入らなくなり、新しいケースが必要になりました。
      新しいケースをどうしようかといろいろ調べてみるとペリカンケースやTRUSCOのプロテクタツールケースが防水パッキンがついていて、保管にも運搬にも最適で良さそうでした。ただ、値段の高さに購入をあきらめて、ホームセンタ ムサシで売っていた蓋付きのコンテナボックス「タフコン」を使うことにしました。
    
    
    
      これまで使っていたアイリスオーヤマのケースとの大きさ比較。
      二回り暗い大きいです。ただ赤道儀が大きくなったので、このくらいのサイズがないと赤緯体が収まらなかったです。
    
    
    
      前のケースから干渉用のタイルマットとウレタンマットを移植し、箱が大きくなった分だけ周囲に追加のタイルマットを切って貼り付けしました。
  
      今回実施した新たな工夫は赤道儀の外周をガイドするウレタンマットの追加です。
      赤経体の側面と三脚から立ち上がる支柱と赤緯体の間にウレタンマットを追加することで干渉材による赤道儀の保持剛性をUPしました。
      赤緯体と支柱の間のマットには三脚固定用のボルトノブを収める穴も開けて、運搬中にボルトノブが遊ぶことも無くなりました。
    
    
    
      赤道儀を収めた様子です。とてもいい感じに収まりました。
      ケースが長手方向に大きいのですが、そのスペースにはシールドバッテリー2個を収めることが出来ます。
      ただ、シールドバッテリーを入れると重いのが難点ですが…
    
    
    
      赤道儀の上に5mm厚くらいの軟らかいウレタンマットを載せて、その上にハンドコントローラ、電源ケーブル、三角板を載せて収容完了です。三角板とハンドコントローラの接触を避けるため、間に15mm厚さくらいのウレタンマットを挟んでいます。
      (現在はこの上にバーティノフマスクも載せています)
    
    
    
      天体写真撮影中、赤道儀の運搬ケースはこのようにパソコンを置く台として使用しています。