まず、宣伝です。
新しく手に入れた撮影用のPCにNINAの最新版(Ver.3.2)をインストールしたことに合わせて、NINA解説ページをVer.3.2用に更新しました。
Ver.2.0からそこまで大幅な変更はなかったのですが細々とした変更があり、将来の自分に向けて備忘録として更新を頑張りました。ソフトのダウンロード~インストール~設定作業までは最新版対応に書き換えしています。ただ、操作手順の部分はフレーミングの1ページのみで、他はまた後日ということで
さて、今回の本題はここからです。
天体写真撮影で使用している総合制御ソフトNINAには、星図データベースを使って構図決めをするフレーミングという機能があります。これはインターネットからNASAのSKYサーベイデータを使って、精密に構図合わせができる大変便利な機能です。取り込んだ星図データはキャッシュとして保存しておけるので、一度取り込んだ対象についてはオフラインでも使用できます。ただ、逆に言えば事前に取り込んでいない対象についてはオフラインでは構図合わせができないことが数少ない欠点でした。
今回の作業中にNINAの公式サイトでキャッシュ用の全天の星図データが公開されていることに気づきました。調べてみるとオフラインでも全天の天体を対象に構図決めができるようで、フレーミング機能の数少ない欠点を克服できそうです。というわけで、さっそく導入してみました(実はVer.2.0の頃(数年前)から公開されていたようです)。
NINA公式サイトのダウンロードページです。
ここに3つのデータベース(Sky Map Cache)がダウンロードできるようです。
| データベース名称 | 内容(HP情報から読み取った私の理解) |
|---|---|
| Offline Sky Map Cache(3.3GB) | 赤下線部の解説によると、全天の星図データベース。 容量が3.3GBと大きいのが難点ですね。 |
| Northern Sky Offline Sky Map Cache(1.4GB) | 黄色下線部の解説によると、北天用のデータベースで赤緯-17度付近までのデータで構成されている。北天から見える範囲に限定していることで容量を抑えたバージョンと理解しました。 |
| Northern Sky Starless Offline Sky Map Cache(471MB) | 北天用のデータベースの星無し版。星を無くしたことでさらに容量を抑えたバージョンと理解しました。 |
私の場合は、日本でしか使う予定はないので、北天用の「Northern Sky Offline Sky Map Cache(1.4GB)」でいいだろうと考えて、インストールを終えました。
使ってみると、『しょぼい!』
これは北天用データベースで表示したArp273近傍です。
何が写っているのか、さっぱりわからないですよね。「こりゃ、ダメだ。使い物にならん」
同じ構図をオンライン用のデータベースであるNASAスカイサーベイのデータで表示した画像です。
各段に違います。
オフラインデータベースを使うのはあきらめて、このままお蔵入りにしてしまおうと思ったのですが、
念のため全天用データベース「Offline Sky Map Cache(3.3GB)」をインストールしてみました。
「おー、これなら使えそうなレベルだ」
NINAの公式サイトの説明を読んで、同じデータベースから表示する範囲を限定しただけかと勘違いしてしまったのですが、全天用と北天用はデータベースそのものが別物のようです。
それぞれの違いを比較しやすいよう、GIFアニメにしてみました。
こんなに違うならオフライン用データベースは、全天用データベース一択ですよ。