撮影用パソコンのリプレース
~ThinkPad X1 Carbon gen8~

2025/12/30 掲載

天体写真撮影で、機材制御に使用しているノートパソコン(2台使用)のうち、1台の調子が悪くなり、ついに起動できなくなってしまったので、更新しました。

ヤフオクで落札

更新対象になったノートパソコンは、2017年にふるさと納税の返礼品でもらったものです。
CPUがintelの第7世代でWin11のアップデート条件から外れてしまったのですが、裏技でアップデートしてまだまだ大事に使う予定でした。
ただ、このパソコンは前から少し調子が悪くて、動作中にキーボードがある筐体部をもって持ち上げるとフレームが撓むことによる影響だと思いますが、OSがハングアップする事象がでていました。
最近、急に調子が悪くなって、移動してない時でもハングアップしたり、1回で起動しない不具合が出ていました。基盤に接続するハーネスの接触不良を疑って裏ブタを開けハーネス類をさしなおしてみたのですが、それがトドメをさしてしまったようで、ついに起動しなくなってしまった次第です。


fig1

私のノートパソコンの入手方法はヤフオクかメルカリです。
今回もThinkPad X280、X390、X13(gen1~3あたり)を対象に物色しました。
値段は3万円以下で、メモリは8GB以上、SSD256GB以上、CPUはできたらi7、キーボードはバックライト付き、指紋認証は欲しい、できればIRカメラもという感じで物色しました。

落札したPCはThinkPad X1 Carbon gen8です。
CPUはi5ですが10世代と比較的新しめ、メモリが8GBで増設不可なのが若干の不満でしたが、今所有しているPCも全て8GBだしと割り切りました。
落札額は23,100円、送料を入れると24,900円でしたが、PayPayの期間限定ポイントなどを使って支払いは23,297円におさまりました。

スペックは以下の通りです。
・Lenovo Thinkpad X1Carbon gen8 20UA-S0LK00
・CPU:i5 10210U
・メモリ:8GB(交換不可)
・ストレージ:256GB SSD(M.2 PCIe NVNe)
・キーボード:バックライト付き,日本語キーボード
・OS:デジタル認証 windows11 Proにアップデート済
・外観:比較的綺麗


SSD換装

fig2

さて、セットアップを始める前にSSDを交換しました。
これまでも256GBであったのでそのままでもよかったのですが、メルカリで(半導体高騰の中)比較的安価な500GBのSSDを入手できたので、交換しました。

交換前のSSDはSk hynixのPC711 NVMe OPAL 2.0 256GB、PCIe gen3x4 ネット情報では読込み2,600MB/秒、書込み1,600MB/秒です。
準備したのはCrucial CT500P2SSD8、500GB、PCIe3x4と標準品と同スペックですが、ネット情報では読込み2,300MB/秒、書込み940MB/秒と若干数値は劣る形でした。
内蔵バッテリーをBIOSで無効化したあと裏ブタをあけて、SSDを差し換えるだけです。ただ、交換後の初回、BIOSを書込み時に「Failed to load storage setup status write protected」というエラーでて困りました。
BIOS/UEFI設定の保存中にストレージ(HDD/SSD)への書き込みが保護されていることによるらしい、SSDを刺しなおすと出なくなりました。

SSD換装後にOSをクリーンインストール(MicrosoftサポートよりMedeiaCreationTool.exeでインストールメディアを作成)、デジタルライセンス認証でプロダクトキー不要、次にLenovoのホームページから最新ドライバをインストール(Lenovo Service Brigeをインストールしましたが、あとでVantageもインストールしました。後者を入れるなら後者だけで良かったのですが)。便利ですね。
最後にWindows updateで最新へ更新して完了です。

いままで使ったことはないですが、念のため回復ドライブも作成しておきました。


環境構築とファーストライト

fig3

ここから撮影環境の構築開始です。
インストールしたのは以下の通りです。
1.ステラナビゲータ12
2.ASCOM Platform
3.ASCOM TEMMA(ドライバ)
4.ASCOM Local Server Telescope Driver for NS-5000 Ver. 3.00
5.N.I.N.A.
6.QHYCCD AllInOne Pack(Driver, SDK)
7.プレートソルブソフト(Platesolve2,ASTAPおよびそれらの星表データベース)
8.BackYard EOS(EOS用ドライバーも同時にインストール)


fig4

環境構築を終えた12/28の夜に自宅前でファーストライトしました。
特にトラブルなくNINAでプレートソルブ~撮影、ステラナビゲータでの導入操作など問題なく使用できました。


fig5

ファーストライト対象は西に傾いて撮影シーズンもほぼ終わりのステファンの五つ子です。

さて、キーボードバックライトも問題なく点灯し夜間使用でも便利な状況ですが、一つ困りごとがあります。
指紋認証を登録しWindows Helloを有効にすると、一定時間経過したら再度サインインするの設定が「常時」に固定されてしまうのです。
天体写真撮影ではPCを長時間放置稼働させるわけですが、その際にサインイン画面に戻ってしまいます。指紋認証で瞬時にログオンできるのですがわざわざ認証するのも手間です。且つ、撮影中はできるだけ電力消費を抑えるため一定時間操作しないと画面表示をオフするようにしたい。画面オフ状態からサインイン無しに復帰して欲しいのですが、この欲求は現状満たせていません。 指紋認証をオフにすればいけるのですが、それではせっかくの指紋認証機能が使えないのでイヤだというジレンマに陥りました。
調べてみましたが、現状では回避方法が見当たらず。前のX270やもう一台のX250ではこのようなことにはならないのですが、これはハードの違いによるものが考えられるようで、「Modern Standby(S0低消費電力)対応」「UEFI / BIOS の姿勢(セキュリティ優先)」「TPM / セキュリティ構成」「電源管理(スリープ/画面OFF 動作)」が影響していることが考えられそうです。
一旦、あきらめてこのまま使うことにしました。



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