星を見に行ったのはいつぶりだろう?
春になって、天気&週末&月齢がなかなか合わなくなるのは毎年の出来事。
このまま梅雨入りして、夏を迎えて、秋が来るまでオフシーズンと自分で決めてしまった。
2023/8/12(土)、今晩は晴れるらしい、しかもペルセウス流星群極大日の前日、今日も出かけるつもりはなかったけれど、星仲間がいつもの場所に遠征していると聞き、一眼レフカメラEOS6D(HKIR)と2月に買ったSIGMA15mmF2.8対角魚眼だけをもって出かけることにした。
車の中にはカメラバッグ、アルミケース、三脚、椅子と防寒着。いつもと違う超身軽な星見。
八塔寺へ向かう道、いつもはシリーズハイブリッドを搭載するセレナの走行用バッテリーが枯渇し充電用エンジンがフル回転する長い上り坂に差し掛かっても、今日のエンジンは中回転くらい。
そっか、2セットの鏡筒&赤道儀の撮影セットは重いんだなと感じながら現地へ到着した。
現地でも楽々、積み込んだ重い機材類を下ろして、三脚の水平出し、赤道儀&鏡筒類の組み上げ、配線の取り回し、極軸合わせ、ピント確認、対象導入、オートガイド設定とやること多数なのに、今日はカメラ三脚を広げてカメラを載せてレリーズ付けたらもう完了!
楽すぎと若干の物足りなさを感じつつ、撮影を開始した。
23:30頃から撮影を初め、2時過ぎまで
撮影総コマ数は1,058。
それでは、いつもとは違うお気楽スタイルで撮影した結果を披露!
・カメラ:CANON EOS6D(HKIR)
・レンズ:SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEY
・撮影地:岡山県備前市吉永町(八塔寺)
以降に掲載する写真は、横1500pixを縮小していますが、写真をクリックすると元サイズで表示します。
カメラを天頂に向け、約100コマ
目だって写ってくれた流星はこの1コマのみ。
南空に天の川に沿って明るく、大きく流れ、一緒に観測していた方からは歓声があがったが、私自身は見逃した^^;
ISO-5000、10秒露光の1枚撮り
2023/8/13 0時頃(カメラの時計合わせをしていないので、時刻はご参考)
【360度パノラマVR画像】
当夜の23時半過ぎ頃の八塔寺の夜空。
この観測地、以前より街明かりの影響が強くなってしまったのだけど、まだまだ天の川が見えるロケーション。
東には姫路の街明かりは以前より強かったのだが、最近はそれに加えて、南の備前市街の街明かりが強くなってしまった。北西方向には津山市街の街明かりの影響があるが、北〜北東方向は街明かりの影響が少なくてGoodな星空が眺められる。
360度開けていて、空が広いいい観測地でしょ。
0時半前頃から昇ってきたペルセウス座を入れて、縦構図で撮影を始めた。
900コマ強撮影して、拾えた流星は6個だった。1個が微妙だけど、残り5個はペルセ群だと思われる。
なんとか輻射点のわかる写真が残せたので満足。
拾った流星は0:50分頃、1:15頃、1:25頃、1:30頃、2:00頃、2:09頃の6つ。
Photoshopの自由変形で位置合わせをして比較明で流星を合成してみた。偶然通りかかった車に照らされた山のカットも2コマ比較明で追加して出来上がった写真がこちら。
輻射点って、いつのまにか放射点って呼ばれるようになったみたいね。
輻射と放射、調べてみたら
こんな解説が見つかった。なるほどφ(..)
というわけで、久しぶりの星見はお気楽撮影で無事完走でした。