天体写真の画像処理においてパソコンのスペックは、高い方が快適です(コスパは別です)。
現状使用しているPCのグラボを娘のPC用に使用するため、自分用のグラボを新たに準備することにしました(娘のためにといいながら、自分のために・・・(汗))。
どうせ準備するなら少しでもグレードアップをと思い探していたら、まぁまぁの掘り出しものを発見し喜んで購入しました。
さて交換後のグラボのパワーを確認するため、グラボの能力が効きそうな処理として、StarNet++での処理時間を比較してみた結果をご紹介します。
交換新前後のグラフィックボードの仕様比較は以下の通りです。今までの低消費電力なグラボに比べるとハイパワーな仕様です。StarNet++の処理速度にどの程度効果があるでしょうか?
グラボ名称 | 交換後:GIGABYTE GeForce RTX 3060 Gaming OC 12G | 交換前:MSI GeForce GTX 1650 AERO ITX 4G OC |
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インターフェース | PCI Express 4.0x16 | PCI Express 3.0x16 |
CUDAコア数 | 3584 | 896 |
コアクロック(Boost) | 1837MHz | 1740MHz |
メモリー容量 | 12GB | 4GB |
メモリースピード | 15Gbps | 8Gbps |
本日届きました。
まず既存のGTX1650を取り外します。
白文字で「msi」と書いてあるのが、これから交換するグラボです。
PCケースの側面ファンです。
組立後1年、ファンの清掃をしていなかったので埃たっぷりでした。
掃除機で吸い取り後、アルコールで拭き掃除して綺麗にしました。
GTX1650ではPCI-E用補助電源不要でしたが、RTX3060では8ピンの補助電源が必要です。
ATX電源RM850の箱から、ケーブルを取り出してきました。
電源の手前3つの空きポートの奥側に接続しました。
取り外したGTX1650(上)に比べて、交換するRTX3060はかなり大きいです。
ケースの奥行きいっぱいまで使うので、ケーブルの取り回しに苦労しましたが、なんとか取付できました。
5496×3670ピクセルの16Bits、TiffファイルをStride値:64(標準値)で処理しました。
StarNet++はGPUにて動作させる高速化設定済(→
高速化設定方法はこちら
)です。
こちらは、GTX1650で動作時のパフォーマンスグラフ。
CUDAコアは93%、メモリーは4GBをフルに使ってます。
処理時間:3分6秒
こちらは、RTX3060で動作時のパフォーマンスグラフ。
CUDAコアは87%(GTX1650に比べて使いきれてない?)、メモリー12GBをフルに使ってます。
処理時間:1分36秒
処理速度は約2倍にアップ!
しました。
上がるには上がったのですが、CUDAコア数は、4倍、メモリーは3倍なのに、処理速度は2倍どまりなんですね。
まぁ自己満足ということで…