色空間とは (2004.3最終更新)

自然界にある色は多種多様です。自然界にある色とは、人がみることができる色、つまり可視光線の範囲内で構成されます。
しかし、デジタルカメラ、パソコンのディスプレイやプリンターでは、自然界にある色全てを再現できているわけではありません。
もちろん、銀塩カメラのフィルムでも、再現できる色空間には限界があります。
この、再現することができる範囲がその物の色空間(カラースペース)というわけです。


デジタルカメラで使われる色空間

sRGB
Windowsで標準的につかわれている色空間

AdobeRGB
sRGBよりも広い色空間 Adobe社提唱の規格



RGB色空間には他にも、AppleRGB(Macintosh標準)などなど、様々な色空間の規格があります。
インターネット上や、大部分のデジカメではsRGBが標準です。

より広い色空間を使ったほうが、色の再現空間が広がるわけですが、広い色空間を使うためには(使わなくても)、その色空間に対応した画像編集ソフト、色空間に対応したプリンターなどが必要になります。


色空間についての追記


RGB色空間って?
R=red G=green B=blue の光の3原色で色を作る方法です。
赤、緑、青を混ぜると白になるという加法混色を利用し、色を作り出します。
RGBは普通、0〜255までの数値で表され、R:180、G:130、B:190といったように数値で色を表します。
R:255 G:255 B:255は黒、R:0 G:0 B:0は白となります。

CMYK色空間
印刷方面で使われる色空間で、C=シアン M=マゼンタ Y=イエロー に K=ブラック を加え、減法混色により色を作り出します。

Lab色空間
L=Luminance(輝度)を縦軸にa軸の+を赤、-を緑 b軸の+を黄色、-を青として色を表現するものです。


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