Abell33

うみへび座/惑星状星雲

Abell33
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写真データ

撮影日,撮影時間,月齢,撮影地:

~QHY268M~
2025/2/22, 21h02m04s~ 23.98@21:02,兵庫県姫路市-自宅(OⅢ:600sec×18)
2025/3/8, 20h51m52s~ 8.46@20:51,兵庫県姫路市-自宅(OⅢ:600sec×17)
2025/3/22, 21h55m44s~ 22.51@21:55,兵庫県姫路市-自宅(OⅢ:600sec×7)

~QHY268C~
2025/2/24, 22h49m27s~ 26.05@22:49,岡山県備前市-八塔寺(UV/IR-cut:300sec×41)

露出時間:

QHY268M OⅢ:600sec×42→合計:7h00m00s
QHY268C UVIRcut:300sec×641→合計:3h25m00s
[総露出時間:10h25m00s]

Mode, Gain, Offset(QHY268M,C):

HighGain, 60, 15(QHY268M, QHY268C同じ)

機材:

タカハシNJP(NS-5000)
タカハシMT-200(1,200mm F6),コマコレクタなし
QHYCCD QHY268M,バーダーOⅢ,NINA使用(素子温度:-10℃)
QHYCCD QHY268C,バーダーUVIRcut,NINA使用(素子温度:-10℃)
オフアキシス+QHY5Ⅲ174M+PHD2

撮影地:

岡山県備前市吉永町(八塔寺), 兵庫県姫路市

その他:

PixInsight,PhotoShop,BlurXT,NoiseXT

コメント:

この対象の一番の魅力は星雲の輪郭部分のちょうどいい位置に輝く7等星(HD 83535)の存在です。丸い惑星状星雲と恒星の輝きで皆既日食時のダイヤモンドリングのような雰囲気が気に入って撮影してみました。
撮影は自宅からはOⅢの露光をかせぎ、遠征撮影でRGBデータを補って少ない遠征回数で仕上げてみました。
この星の輝きと星雲の濃淡表現の両立を狙ったのですが、硬調すぎる仕上がりになってしまったのが自分としても納得いかないところです。自分のイメージに仕上げるには露光が足りなかったように思います。
さて、最後に対象について調べた情報を書いておきます。
視直径は約4.5'、2024年の5月に撮影したAbell39の約1.5倍とちょい大きめです。距離は約2,700光年、視等級は12.9等
ダイヤモンドリングを作る恒星HD 83535までの距離は約285光年、星雲までの約1/10万の距離、ダイヤモンドリングの見え方になっている偶然を数字で感じとりました。

クロップ前のフル画角画像

Arp273-full

f=1,200mm, APS-Cで撮影したフル画像です。



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