2023/1/22 C/2022 E3(ZTF彗星)

りゅう座/彗星

C/2022 E3-2023/1/22
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写真データ

撮影日,撮影時間,月齢,撮影地: 2023/1/22, 1:47:04〜, 29.27@1:47,八塔寺
露出時間: UVIR:120sec×4コマ
[総露出時間:0h8m00s](撮影時刻は1:47:04,1:49:09,1:51:13,1:53:18)
ISO感度: 1250
機材: タカハシEM200T2M
タカハシε180ED(500mm F2.8)
Canon EOS 6D(HKC),バーダーUV/IR-cut,BYE使用(素子温度:1〜2℃)
タカハシFC-65(ガイド鏡)+QHY5LⅡM+PHD2
撮影地: 岡山県備前市吉永町(八塔寺)
その他: PixInsight,PhotoShop,FlatAidePro,NoiseXT
コメント:

彗星はりゅう座へ移動しました。
1/20早朝の撮影から2日しか経っていないのに、こんなにテイルが変わっていて驚きました。やはり彗星は動的で楽しいです。
核から伸びるイオンテイルが途中で切れていますが、さらに右の方も大変淡いですが、切れたイオンテイル(らしきもの)が認められました。
撮影画像は、1h33mから雲が広がった2h22まで21コマ(合計42分)ありましたが、その中から4コマに絞って仕上げた画像です。

最初に仕上げて21コマ全て使った画像と、タイムラプスも下に載せてます。

彗星のタイムラプス動画

21コマしかないのですぐに終わってしまいますが、1h47m〜2h22までの約30分のテイルの変化です。核から伸びるテイルのうねり、分断されたテイルが離れていく様子など、その変化の早さが分かると思います。

21コマ全てのスタック画像

C/2022 E3-2023/1/22(21コマ)
21コマスタック(クリックすると元サイズで表示します)

1h33mから2h22までの21コマのデータを全てスタックして仕上げたが画像です。
上の画像とは仕上げ方が違いますが、テイルの部分の構造が上の写真よりぼやけているのがわかりました。


撮影時の記録

2023/1/21〜22

fig1

土曜の夜、次男が塾なので、そのお迎えをしてから23時過ぎに現地入りしました。
この日は新月期の週末で、八塔寺は大賑わいでした。
1時半ごろまで、かたつむり星雲を撮影した後、ZTF彗星に目標をスイッチしました。


fig2

星仲間のIさんが「スマホでも彗星が写ったよ」という情報をくれたので、私も彗星狙いでスマホ(Pixel5a)で撮影してみました。
この画像に彗星が写っていますがわかりますか?

マウスを画像に重ねると答えが分かります。


fig3

上記の写真から彗星付近を切出した画像です。
テイルらしきものまで見えます。

スマホ、優秀ですね。


fig4

この日の気温変化です。
最低気温は、2:10に-4.9度でした、


fig5

5時半頃帰路につき、無事に帰ってきました。
燃費は、22.2km/L、まぁまぁ良い走りでした。



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