写真データ |
|||||||||||||||||
撮影日,撮影時間,月齢: |
2018/10/14, 3:35:46〜,4.63@3:35{Hα東側] 2018/11/9 ,23:46:08〜,1.95@23:46[OⅢ東側] 2018/11/11, 0:11:54〜,2.96@ 0:11[OⅢ西側] 2018/11/30,22:29:47〜,22.89@22:29[Hα西側] |
||||||||||||||||
露出時間: |
|
||||||||||||||||
ISO感度: | 1600 | ||||||||||||||||
機材: |
タカハシEM-200TEMMA2M タカハシε-180ED(500mm F2.8) Canon EOS 6D(HKC,バーダーHα7nm, バーダーOⅢ8.5nm),BYE使用(素子温度:10〜17℃) タカハシFC-65(ガイド鏡)+QHY5LⅡM,QHY5LⅢ174M&PHD2 |
||||||||||||||||
撮影地: | 岡山県備前市吉永町(八塔寺ふるさと村) | ||||||||||||||||
その他: | AOO疑似カラー合成,RStacker(ダーク&フラット補正),CameraRaw,ステライメージ7(加算平均コンポジット,デジタル現像),FlatAidePRO(フラット処理),PhotoShopCS6(レベル・トーン補正,各種フィルタ等) |
||||||||||||||||
コメント: |
2年前、2016/11〜2017/1にかけて、
この対象に初挑戦しました。 その時は、バーダーのUHCフィルタを使用しての挑戦で、カメラはEOS kiss X5(APS-C)でした。モザイクは6視野におよび各視野2hr露光、12時間かけた当時の自分としては初の大作(のつもり)でした。 今回はナローバンドフィルタを用いたAOO疑似カラー合成、カメラはフルサイズのEOS 6Dに変えての挑戦です。 この対象は非常に大きく視直径が約3度もあります。満月が約30秒ですから、およそ6倍も・・ ですので、フルサイズのカメラでも500mmでの撮影ではモザイク合成が必要で、東西2視野で合成しました。 曇が流れてボツコマが出た影響で枚数ばらつきがでましたが、おおむね2hr以上、合計で9hr露光を重ねることができました。 ただ、OⅢは非常に淡く、Hαに比べ階調をかなり圧縮してます。 少し背景の荒れが出始めていますが、それなりに仕上げられたかなと思っています。 恒星については、バーダーのフィルタでは少しハローが出てしまいます。特にOⅢの方が顕著で、画像処理にて弱めてみました。 この天体についてですが、sh2-240の他Simeis 147の符号もあり、wikipediaによるとおよそ3,000光年の距離にあり、約10万年前に出現した超新星の残骸です。星雲の領域は約140光年にも及ぶようです。 赤い色が水素ガスの電離で輝くHα、青色が酸素ガスの電離で輝くOⅢの領域です。 それぞれが複雑に絡み合った美しい星雲だと思います。 <2019/2/3追記> 天文ガイド2019/3月号の一般の部に入選できました。 2年前にUHC-Sフィルタを用いて撮影した作品を応募した時は、落選、皆のレベルの高さを痛感しました。 今回同じ対象で入選できたので、喜びもひとしおです。 今回は、SⅡフィルタを使用できませんでしたが、次回はSⅡも加えて撮影したいですね。 |