M8(干潟星雲)M20(三裂星雲)


写真データ

撮影日: 2015/4/18
撮影時間: 02h37m03s-02h46m23s(露出:40s×4枚+60s×4枚)
ISO感度: 1600
機材: タカハシEM-200
タカハシε-180ED(500mm F2.8)
Canon EOS Kiss X5(SEO-SP4C,バーダーUV/IRカットフィルタ)
タカハシFC-65(ガイド鏡)+GA-4(Or7mm)[ノータッチガイド]
撮影地: 岡山県備前市八塔寺ふるさと村
その他: YIMG(ダーク補正&平均コンポジット)+GIMP2トーン補正
コメント: いよいよ、夏の星座が登ってきました。
昨年末に中古で購入後、接眼部のガタ(回転方向)の修理にてこずっていたε-180ED(修理後)のファーストライトです。
散光星雲を撮るために中古で購入しクリアフィルタ(SEO-SP4C)へ改造したカメラとの組合せで、夏の直焦撮影の代表格M8-M20の撮影へ
一晩のうちに鏡筒を載せ換えるのは初めて・・・
観測最初から蓋をあけて地面に転がしておいたので、筒内気流は安定しているはず。
MT-160を取り外して、εをつけて、ベガを使ってバーティノフマスクでのピント合わせ。
ドローチューブは修理直後とあってスムーズな動き(MT-160はガタが出ていて、ノブを回すたびに星が動いてピント合わせしずらい)、さらに微動ノブのMEF-3がついていることもあって、ラクラクピント合わせできました。
さて、狙いですが、NGC7000(北アメリカ星雲)にするかM8-M20にするか決めかねていたのですが、まずNGC7000を狙ってみると(こちらは望遠鏡でも見えないので)導入に苦労しそう。
薄明が迫っていることもあって、スパッと狙いを変更し、M8-M20へ
こちらは肉眼でも見えるはずなのですが、私の眼では無理。
さそり座の1等星アンタレスとへびつかい座のθ星の距離をほぼ等分に延ばしたあたりに向け、ファインダーで覗くとぼんやりと見つかりました。
M8とM20が収まるようにカメラの角度を調整して、撮影開始。
しかし、ここに来てバッテリー(9Ahでは一晩持たないようです)の電圧が低く、望遠鏡のモータコントロールが効きません。
恒星時駆動はなんとか出来ているようだったので、もうノータッチガイドで
カメラのバッテリーも点滅状態の中40秒4枚、60秒4枚(時間を変えたのには意味ありません、適性露出を探していたのと、上記の通りあまり長い時間の露出はできそうになかったので、撮影した8枚を全て使ってみました。)
さすが、F2.8の光学系に改造カメラ。簡単に赤い星雲が綺麗に写りました。
「こういうのが撮りたかったんだよね」と満足してこの日の撮影を終了。これから夏の対象を撮るのが楽しみです。

下の大きいのがM8(干潟星雲)、上の青と赤の対比が綺麗なのがM20(三裂星雲)、左上の隅にM21[散開星団]も写っています。

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