タカハシ ε-180ED(18cmハイパーボライド・アストロカメラ)


fig1 子供の頃、天文ガイドの裏表紙に掲載された広告を見て憧れていたεシリーズの最新型です(2015年時点)。
子供には高くてとても買えず(1987年の天ガを見るとε-160が17万円でした)、大人になって見ると商品も値上がりしていて2014年の広告ではε-180EDが約44万円になっていました。
そんな高価な筒は、もうちょっと自分のレベルが上がってからにしようと言い聞かせて我慢していましたが、2014年の12月、スターショップの中古オークションを眺めているとε-180EDが出品されていて、開始価格が35万円。
けっして安くはないですが、2013年モデルと新しくピント微動装置MEF-3も付いたので、入札してみました。
その後、連絡がなかったので駄目だったのかと思っていたら、しばらくして落札者が辞退したので次点当選したとの連絡あり、38.8万円払って憧れのεオーナーになりました。
fig2 2013年製、まだ新しい。
fig3 見た目でしっかりした作りが感じられます。
fig4 これが付いていたことが入札を決めたポイントの一つ
ピントノブの動きを1/7に減速する装置(MEF-3)です。黒のつまみを回すと減速動作、銀色のつまみは1倍動作(通常)です。
初めてつかってみましたが、もう手放せません。MT-160用にもう一つ欲しい。
fig5 これは後で購入した暗視野証明装置
純正ではないですが、機能上まったく問題ありませんでした。
暗闇の中に十字線が浮かび上がって見えるのは便利です。
fig6 さて、ここからはちょっとした問題を二つほど
これは補正レンズですが、外周にプライヤーなどをかけて回したことでついたと思われる傷が!
まぁ、レンズは綺麗で機能上問題がないことからこれは割り切ることにしました。
ガタの動画 こちらは困った問題で解決までに2ヶ月ほど要しました。
なんと接眼部の回転方向にガタがあって、回転機構をロックしても力を入れると回転方向にmm単位で動いてしまうことが購入後1ヶ月ほどして判明しました。
これについてはいろいろとあったものの、スターショップ殿が負担して修理してくれました。スターショップ殿の誠意ある対応に感謝しています。
fig8 MT-160と並べてみました。
凸凹コンピって感じです。
fig9 ネットで見ると、みなさんフードを自作したりしてつけているようです。
コントラストがあがるらしいので試してみたいのですが、作るのが面倒で今のところフード無しで使ってます。
昔の広告ではこんな風にフローライトをガイド鏡にして同架してありましたが、今はもっと小型のガイド鏡を使うのが主流のようです。
スペック
光学系方式ハイパーボライド・アストロカメラ
口径180mm
焦点距離500mm[F2.8]
鏡筒外径φ232mm
鏡筒長570mm
重量10.7kg

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