高橋ウエイト軸用雲台(取り付けマウント)の製作

2017/7/30製作

今年のアメリカ横断皆既日食(2017/8/21)に遠征します。
遠征で使用する赤道儀はEM-1の予定で、大学の先輩と同架でFC-65(直焦)、FC-60(直焦)のほか、ビデオカメラを2台搭載します。
できるだけ荷物を減らしたいのと赤道儀への負荷を減らすため、ウエイト軸の方へビデオカメラを搭載することを考えています。
ウエイト軸に取り付ける雲台は天文ショップからオリジナル品がいろいろと発売されていますが、簡単な構造の割には結構なお値段が・・・
図面を引いて加工屋へ頼むことも考えましたが、それでもそこそこのお値段になってしまうし、ホームセンターでいいものがないか物色することにしてみました。
さて、結果は・・・

【材料】

Lアングル

ペットボトルを載せることも考えてもっと大型のしっかりしたものにしようかと思いましたが、そうするとお値段も1,000円近くになってしまう。
一番の決め手は既存で空いていた穴がほぼ希望通りのものだったこと
二つ並んだ穴は、Uボルトのピッチとほぼぴったり(穴径が若干小さい)
雲台を固定する穴に長穴を使えるので、位置を微調整できる
こんな都合のよいLアングル、お値段は568円です
fig1
fig2

Uボルト

配管10A用というのが、高橋のΦ18にぴったりでした。
60円/個

大き目のワッシャ

なくてもよかったのですが、締めるときに安定するかなと思って購入。
5個必要だったのですが、間違えて3個しかありません。
6円/個

蝶ナット(1/4W)

Uボルト締め付け用・・・実は2個でよかった。
60円/個→2個使います。

1/4Wボルト

雲台固定用、いわゆるカメラねじです。
20円/個

【製作工程】

fig3
fig4
工作といってもやることは、Uボルト用の穴を広げるだけ
このように、ピッチはほぼぴったりです。
6.5mmのドリルで広げました。
(本来はきちんと台の上に万力等で固定してやるべきですが、穴を広げるだけなので、横着して家の絨毯の上で・・・危険です。真似しないで下さい。)
fig5 あっという間に完成です。
こんな感じに組み立てます。
fig6 赤道儀を出してくるのが面倒だったので、ウエイトの延長軸で取り付け模擬。
Uボルトの片側に蝶ナットを使って、手で簡単に締められるようにしました。
fig7 自由雲台を取り付けるとこんな感じです。
カメラねじの方もボルトを長くして蝶ナットにしておけば手締めできて便利だったと後で気が付きました。
fig8 自己満足ですが、いい感じです。
次の休みに赤道儀でデモしてみます。

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