Antlia V-Pro series LRGB M48

2026/9/12購入
2026/9/12掲載


QHY600M&CFW3Lを手に入れたので、初めてRGBフィルタを購入することにしました。
バーダーはハロが避けられない(特にBフィルタ)、Chromaは高すぎる、というわけで値段がそれなりでハロの抑制効果が高いと評判の良いAntila一択でした。ただ、V-Pro seriesにするかDarkにするか、さらにM48枠付きにするかφ50枠無しにするか、かなり検討を重ねました。

V-ProとDarkの選択については、LとBの短波長側が狭いV-Proの方がブルーハロが抑制されます。
この辺りに期待して、V-Proを選択しました。

M48とφ50については、実際に実験して確認しました。
今回使用するε-180ED&CFW3L&QHY600Mの構成でバーダーのM48 Lフィルタ有とフィルタなしでフラット画像を撮像し、検出可能な違いが認められないことを確認できたので、使い勝手がいいM48枠有を選択しました。


fig0a

左上がフィルタなしのフラット画像、右上がバーダーM48 Lフィルタを取り付けた状態でのフラット画像。
左下は、両者の割り算、右下は両者の差の絶対値。
この4枚はストレッチしていません。フィルタ有無で明確な差は無いことがわかります。


fig0b

こちらは同じ画像について、PIでオートストレッチをかけて、強調処理した画像です。
フィルタ有無でわずかに違いがありますが、ケラレ様相の明確な違いはなかったです。


フィルタ到着

fig1

届きました。


fig2

開封しました。


fig3

製品の注意書きが入っていました。
太陽を見るなという注意書きが入っていますね。


fig4

箱を開けてみました。
フィルタを入れるケース、以前はマグネット着脱式の豪華仕様であったようですが、少し前に簡易ケースになったようです。
ただ、機能上、十分です。むしろ、2つの紙ケースも開封が面倒且つ開封後は使わないので、無くてもいいと思いました。


fig5

さて、気になったのはこちらです。
全てのフィルタについて外枠が光沢仕上げになっています。

これらのフィルタはフィルタボックスなど光路内で使うもの、フィルタ面だけでなく、枠を含めて少しの反射も抑えるべきものなのに、”なぜ?”
フィルタ面の特性はせっかくいいものなのに、こんなところでもったいないです。
ただ、手を入れる隙を残しておくという趣味の楽しみがわかった設計者の思惑だったりして…


反射防止処理

fig6

ファインシャットSP0.2です。
幅3mm、長さ160mm弱に切出しました。


fig7

この側面の光沢部分に貼り付けします。


取付状態

fig8

フィルタ種類を判別できるよう、一部だけ隙間を設けました。


フィルタホイールへの取付

fig9

CFW3Lに取り付けしました。
1番から4番に、L、R、G、Bの順です。

天文用のRGBフィルタはほとんどが干渉フィルタです。
色フィルタであれば、RGBはそれぞれ、赤、緑、青に見えますが、干渉フィルタは目的の波長を透過し他は反射する特性のため、このように離れてみると見えているのは反射光なので、Rは、R以外の反射光、GとBの光合成になり水色(っぽい色)、Gはピンク色、Bは黄色に見えます。
フィルタを明るいところにかざして透過光を見れば、Rは赤、Gは緑、Bは青に見えます。

2026年の夏は秋雨が長く続いていて、毎晩晴れません。ファーストライトにはもう少し時間がかかりそうです。



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